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「なつかしの」みたいな話。昭和レトロではなく、古いおたくの単なる昔話と視点のずれた世間話。しかもマイナー好みで忘れっぽい。大空魔竜ガイキングを礎に生きる日々。だと思う。 さぼり気味ですごめんなさい。
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三浦元社長逮捕で真っ先に思い出したのが「ふたりの部屋」という主婦の友社のいにしえの雑誌。
もう25年くらい前なんだけど、小遣いをはたいて買っていたインテリアの季刊誌(のちに隔月刊)だった。



当時、インテリア雑誌というと、しいていえば「私の部屋」(マイルーム出版)くらいしかなかった。
しかもその「わたしの部屋」でさえ、落ち着いた家に住んでて日向ぼっこの好きな奥何だったんだろさんがターゲットのような、日々の暮らしに気取らない飾りと充足感を求めてます風の本って感じだった。(実際にはぜんぜん違うコンセプトの雑誌だと思うけどさ…つまりソーヤングな私には地味だった)

1枚だけとってあるふたりの部屋の切り抜き。オレンジスパイスというのを作ってみたかったけど未だに作る気配なし。こんな50年代風デザインとか、すごいオシャレな紙面に見えたんだけど、今見ると…まあアレかしらん。アルギンZの広告載ってるし。



そこに現れた「ふたりの部屋」。表紙は化粧の濃い外人の女の子モデルがポップな服着てポップな小物や家具と写ってて、単にそれだけなんだけど、すごく最先端の雑誌に感じたもんである。
内容は、雑貨ショップ案内とかおしゃれ雑貨とか、手作りもちょっとあったけど既存の雑誌にはなかった斬新なスタイルのものがあり、「えええっ、こんなオシャレなものがご家庭で作れるんか!!」と感激したもんである。あんまり作らなかったけど。…不器用ですから。
いかにもスタジオセットで生活臭の欠落したインテリアの見せ方なんぞがこれまた毎号楽しみでな。←読者参加中心型の自己満足ルームの公開雑誌とかではないんよ。


同誌に載っていたリップチップスなんて、すごく食べてみたかったがちょっと高くて買えなかったさ。アメリカ製のポテトチップで、ちょっと辛口だったらしい。青空に唇が浮いてる模様のでかいバケツ缶に入ってて、量が多くて缶が立派な分値段も高かったのよ。ソニービル地下で実物を見たんだったかなあ…? ネットで検索しても出てこないぞ。当時アメリカで流行ってるってふれ込みじゃなかったっけか??

他に、よく掲載されてたショップで覚えてるのは、オンサンデーズ。週末しか店を開けないというのが店名の由来だったような。まだ開店当初で、最初は輸入カード中心の店だったと思う。
レイジースーザンも当時は派手色プラスチックのパーティーグッズ(って言葉がもう死語?)や'50s POPみたいな壁掛け時計とか売ってなかったっけ?
実のところ、上記2店も含めて実際に行った事のある店はほとんどないんだけど、当時エーゴを習っていた教室の近所にあったFOB COOPには、コップ類や銀色っぽいキッチン雑貨がたくさんおいてあって、なんておしゃれな店だ、やっぱ広尾ってすげえわと感激した覚えがある。
でも、ここもまだそんなに繁盛してなくていつも空いてて、店に入っても店員さんの姿が見えなかったな…。



で、三浦元社長が当時経営していた輸入雑貨店「フルハムロード」の雑貨も、同誌によく掲載されていた。
先にことわっておくと、私はフルハムロードに格別な思い入れがあるのかと問われると、申し訳ないけど、ぜんぜんないよ。単に、ふたりの部屋に載ってたなつかしのお店のひとつ、というだけだ。


ちなみに、便宜上フルハムロードと書くけど、私が覚えている店名は「ハイテック・フルハムロード」だった。ハイテクではない、ハイテックですよ。なんかね、メタリックな小物を置いて、スチールロッカーや医療用ステンレススチールパイプ棚を家具代わりに使ったりするのが流行って、そんな近未来的無機質ステンレスインテリア系をハイテックって称してたんだっけか?。ヒドイのになると試験管やフラスコに切花生けて飾ったり。それがまた良かったんですが。
私が一度だけ行った事があるフルハムロードは、池袋パルコの奥のほう(どこから見て奥だよ)にあった店だった。正直、雑誌によく取り上げられている店のわりには予想より小さくて「ぅへ?」と拍子抜けした。
バーゲン好きの私(つーか金欠)は店先のワゴンで売られていた福袋だかおたのしみ袋だかを買った。値段は1000円くらいだったかなあ?口を閉じた茶色い紙袋で、店名のはんこが押してあったかも知れない。
ワゴンの脇で接客してくれた店員の女の子はごく普通のルックスの若い女の子で、今で言えばDo!Famlyの地味可愛い服とかが好きそうな子だった。なかなか感じのいい女の子で、私のようなおたく丸出しの女子にもちゃんと接客してくれて、やっぱ有名な店の店員は違うわと感心した覚えがある。

どこぞの、元社長関連サイトを見たら、アヒルの形をしたフロアランプがヒットみたいに書いてあったんだけど、これってフルハムが本家だったのかい? これはかなり流行って、私もあちこちで目にしたけど、そっくりに見えて微妙にデザインが違うのも何種類もあって、どのメーカーが本物ともなんとも思わなかったなあ。ハンズや大中でも売ってなかったっけ?
(今ためしにgoooooooogleでアヒルのランプで検索したら、今でも売ってる店がヒットした。あららミッドセンチュリー? 昔はそういう区分に入ってたのかなあ)
それなら私の記憶に残るフルハムのヒット商品はというと、それはビリヤード台の形をした陶器の灰皿
これはPOPEYEかふたりの部屋か、どちらにも載ったんじゃないかなあ? 当時の私はその2誌以外は映画雑誌とアニメ雑誌しか立ち読みしてなかったのでわからんです。
おたのしみ袋を買ったときに店内を見物したけど、もちろんこれの実物が売ってた。ビリヤード台のほかにも種類があったかもしれん。什器であるスチールパイプ棚(ほれほれ、ハイテックでっせ)の上に並べてあった。灰皿にしてはかなりでかかったが、当時としてはすごい可愛くて、やっぱ東京は違うぜと感心し(略
ちなみに、このビリヤード台灰皿についてはgoooogleでも出てこないス。アイデアを模倣したようなのは出てくるんですけどね。


そんなわけで、件のおたのしみ袋の中身。これだけとってあった。
バドワイザーそっくり貴重品入れと胴巻き。


なんというタイムカプセル。久々に開けてみたらハンズチケットとか伊東屋のメルシー券が出てきた。…当時の私の貴重品だったらしい。


簀巻きにして東京湾に…違う。



売れ残りなどを詰めるのがおたのしみ袋の常でして。
しかし、このバドワイザー形貴重品入れもやはりふたりの部屋かPOPEYEかなんかで紹介されたのを見たことがあったので、なんや有名なもんがはいっとるわラッキーと驚いた。
たしか「実際のバドワイザーと同じ缶で同じ重さ(中にセメントかなんか詰めてあってビンが入ってる)だから、持ってもバレない」と雑誌に書いてあった。
(でもさー、アメリカの泥棒って冷えたビールも一緒に盗みやがるって聞いたことあるぞ。それじゃ一緒に盗られちゃうじゃん。)
赤い胴巻きみたいのは、缶に巻く保温用品らしい。これが売れなかったであろう理由はわかる。
当時の日本の缶ジュースは全部250mlだからだよな。これは350ml缶の太さに作られててベルクロテープがついてるんだよん。
他におたのしみ袋に入ってたのは、先日捨てたけどライフセーバー(ドロップ)型のミニ懐中電灯、プラスチックのピルケースみたいなやつ2個。あとは忘れたわ。それともこんだけだったかな。
たしかバドもどきが定価1500円くらいだったと思うけど、うーん、覚えてないや。総額3000円相当って感じだったんじゃないですかね。


でも正直、もうこれいらねえ
ものぐさと物持ちのよさでとってあるだけだわさ。ヤフオクに出したら顰蹙買いそうだし、コミケに持ってって誰かに押し付けてみるかな。ダメか。
なんかな、やってるやってない以前に、元社長の個性そのものがあたしゃ苦手なんだわ…これ見てるとそれが思い浮かぶからダメだ。

元社長、たしかに雑貨センスは良かったんですかなあ。
現在奥サンが経営してるという店舗の概観にはたまげた。「…したいも~ん♪」って書いてある看板など、まるでうちの町内の洋品店のようなサバービアンセンスじゃないですか。
しかしこれが元社長夫婦の本来のセンスだとしたら、あの雑誌に載っていた店って一体何? …も~ん♪とは別の感性があったんかしら。ううむ、あの店は誰か別に腕のいい仕入れ担当者がいて実は100%その人のセンスだったんじゃなかろうかとか思い悩んでしまいましたよ。いや別に悩む必要は何もね。


ふたりの部屋については古本屋で探して創刊号から揃えるほど重度のファンだったけど、「ふたりの部屋プラスワン」と誌名を変え、新婚さん仕様に所帯じみた内容になってからぱったりと買わなくなった。
もともとふたりの部屋って誌名自体が夫婦を意識してたんだとは思うけど、なんか夢がなくなっちまったのだ。
さらに「ふたりの部屋プラスワン」は現在の「プラス1リビング」の前身だと思う。
「私の部屋」のほうも現在はショップだけになってしまったらしいしなあ。
時代の流れである。


私の趣味も変わり、アメリカ雑貨ファンからどカントリー好きを経て、今じゃ一昔前のVictria Magazineみたいのが大好きだ。(一貫して、買わずに見るだけ)
うははは、でも好きなだけでそんなお宅にはまったく住まわっちゃいねえんざますけどね。かび臭い古本こってり押し込んだカラーボックスどうにかせんとな。
でも、ふたりの部屋のおかげで、Victria好きな今の私が居る。ありがとうふたりの部屋。もう全部捨てちゃっててすいません。




現在の趣味。
こんな部屋でアキュフェーズとかがっつり揃えてヒデ夕樹の歌とか聞けたら、最高にグッときますなあ。ゴーゴーゴーゴーゴー…うう。晩飯に使ったナムプラーが古かったせいか気分が…。




- - - - -


しかしだよ。あの頃の私の部屋って、テレマガのピンナップやキャプテンフューチャーのポスターとかまだ貼ってあったんだが。だめだこりゃ。



たくさん書いたわりにはまとまりがないね。





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拍手でコメント
先程拍手でコメントしましたが、ちょっとお伺いしたい事があり、再度コメしました。記事を呼んでいて懐かしくなり、ぜひ雑誌を手に取ってみたくなりました。
不躾で申し訳ありませんが、ふたりの部屋はもうお手元には無いのでしょうか?
もしあった場合に、お譲りして頂く事は出来ないでしょうか?
ご検討頂けると嬉しいです。
Dharmaさん / 2010/07/29(Thu) / URL
Re:拍手でコメント
どうもこんにちは。拍手ありがとうございます!!
今読み返してみたら、なんだか文章がオカシイ部分などもありましてすみません(汗

ふたりの部屋を熱心に愛読していた頃は、自分も将来は個性的でオシャレな家に暮らすのだ、と夢見てたんですが、どうも夢を叶えるのがたいへんに遅れてまして…

いろいろと探しまくってみたのですが、ふたりの部屋はもう手元には残ってませんでした。うーん、もしかして少しは残してあるかもと思ったのですが。
これまでに、ヤフオクに出品されているのを何度か見たことがあります。
忘れた頃にヒョッと出品されてたりしますので(わりと安価でスタート)、じっくりチェックしていると、きっといい成果が得られると思いますですよ。
どうもお役にたてなくてすみません。
 (2010/08/08)
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