さて。
もう1ヶ月以上も経ってしまったのですが、行ってきたんですよ、4月8日に行われた「宮内洋・誠直也トークショー」に。
私が密かに誠直也ファンであることを思い出して参加申し込みをしてくれた友人
Gと待ち合わせて、そびえたつTBSを背にして、赤坂にあるライブハウス「カンティーナ」に向かって、ごー、ゴゴーです。
(以下、主観的な語りでありますことをご了承下さい、大変うざくてすいません。また、記憶違いがあったらすみません。)まず申込者多数で抽選になるとの事だったのですが、ありがたく当選させていただきました。
なんせ私は給料日直前の金のかかる事象は絶対はずさない自信があったし、Gは定員越えの申し込みなんてあるわけないじゃん、などとぬるい事を考えておりました。
いやー、私はライブハウスなんて初めてですよ。
本八幡のジャガーカフェを覗いたり、日清パワーステーションでのサタデーナイトライブのワーナービデオ発売イベントなら行ったことあるけど…
で。
料金とビンゴカードを1枚買って入場。
いや…なんていうかですね、私って内向性のオタクであってですね、こういったイベントに参加するのもほぼ初めてなんですよ。
何がびっくりしたかって…客層の濃さにまず仰天いたしました。
参加者の6割くらいが女性で、失礼ながら、
虫コナーズのCFに出てくる奥様方のような年代の方々が大多数。
当然我々もその年代に属しますけど、いやはやこれほどとは。
残りの男性陣は、これまた虫コナーズの奥さんの亭主といった年代が多い様子。その息子さんもいます。
オタクも年齢が高くなると通常のオタクには見えなくなるのだなと思ったり。まさかこんな淑女方が家のリビングでゴレンジャーのDVDなど愛でているとは、黙ってりゃ到底わかりません。
さらに、あちこちで「しばらく」「どうも」みたいな挨拶がかわされてもいて、どうやら皆さんファンイベントの常連参加者らしい。ここで
ニューカマーは私一人だと断言できる。なんかこわいよー。
空腹の我々は遠慮無しに軽食(サンドイッチ・鳥からあげ・ドリトスとサルサ)を平らげ、もっと取って来ようと思う間もなく、はじまっちゃったわ、
さっそうたる宮内洋様の登場よ!正直、氏のお姿はネットでもたんまりと拝顔出来る訳ですが、…あんた、
実物のお姿は冗談抜きでjpgフォーマットの500,000倍位かっちょいくて、その華麗な身のこなしは、まるで年季の入った王子様そのもの。まさにエクセレント&ゴージャスな永遠のヒーローここにありだわ!すごいよ、プロってこんなにすごいんだよ!!
そして、華麗なる登場に心奪われるヒマもなく、氏のおなじみの歌唱(…。)による熱唱が、ズバット・V3・ジャッカーと息つく間もなく続き、現虫コナーズ元青少年の参加者のハートを遠慮無しに鷲づかみ!! これで盛り上がらないわけないじゃん!!
もちろん参加者一同
「飛鳥ー!!」の合いの手は欠かさず。
茶化さずに真面目に書くけどほんとに素晴らしい幕開けよ。
そして、
誠直也様!白いジャケットに、真っ赤な血潮ならぬまっ赤なチーフを差してのご登場(正確には赤地にペイズリーの小紋)。うわああ、想像を遥かに超える物凄いかっちょ良さ!! Awesome短髪!! 宮内様とは対極にあるその益荒男ぶりに、えらく心乱れるわたくし。なんかもう、ゴルゴ13を熱く見る女達の心情ってまさにこんな感じじゃないですかー!!
なんていうか、表現力が乏しくて恐縮ですが、なんかすごいわ、
熱いわ!! 正直料金高いよなんて思ってた私がバカでした、ものすごい世紀のビッゲストイベントですこれは!! あと100億払ってもぜんぜんオッケー!!(ないけど)
衝撃の告白もあり。「本当の人造人間になってしまった」…! これまで秘密にしていたとの事で、実は宮内様は4年前に閉塞性動脈硬化症のため、人工血管に置き換えるという8時間に及ぶ手術を受けていたという。
へえええ! でも今はもうすっかり良くなって、酒もオッケーとのこと。
そしてトークももちろんあり。
そりゃトークショーだから。「喉が渇いたな…おい、ビールくれ!」なんておっしゃる誠様。でも宮内様は水。
誠様が、宮内様のことを「先輩」と呼ぶのがなんともグッド。最初は一人称「ボク」だった誠様ですが、話がノッてくるといつの間にか「オレ」であります。男っぽい誠様ステキ。
スポーツはいいよ…とか、AKBのあっちゃん卒業の話が出たり、ゴレンジャー時代のエピソード披露が楽しく進みます。ロケ地に向かう途中、誠様の赤いフェアレディがまずスピード違反で捕まり、さらに、別々に現地に向かっていたメンバーたちも次々と捕まってしまったというトホホアクシデントや、初のフォトセッションと2~3日で下ろされた最初に明日香役だった役者のことや(もう名前も覚えてないそう)、地方ロケの際に宿から男連中だけ連れ立ってどっかに行ってお楽しみとかなんとか。またの機会に、この辺のことは詳しく語ってくれるそうで。
えー不仲説ってあったの?私、そういう話ってうといんだ。
以下、順番違うかもしれないけど。
そして、
多数の豪華景品の当るビンゴタイム突入。
いつもはくじ運の悪さを発揮して撃沈させられる私が、珍しくビンゴ!!
いよっしゃあああ!!(角田信朗的に)
鼻息荒い私。同時に揃った方々との順位争奪戦のじゃんけんも圧勝。何こんなに熱くなってんだって感じで、勝った瞬間に思わず五木ひろしのようなこぶしを握ったさ。
神様ありがとう、私もついてるときがあるんだね!!
賞品の「ゲームアクション」のDVDとサイン入りポスターを受け取り、宮内様と誠様と握手!もう、今日は最高にいい日だわ!!
かわりに友人Gが撃沈。いや、明日の勝利者は君だから今日はとりあえず負けておきなさい。
もらったDVD。アヤビエとか、私の好物のカイジ破戒録で一条だった浪川大輔氏なども出てます。
家に帰ってよく見たら、パッケージの後ろが凹んでた。もったいないのでそのまま飾ってますよ。
ちょっと奥さん、豪華サイン入りですよ。ウエスト細い佐藤寛子嬢や伴大介様のサインも入ってる。私、子供の頃の夢ってV3とかキカイダーとかライダーとかのサインをもらうことだったんだよね…なんかもう、普通に夢って叶うものなんである。
ケイスネスのペーパーウェイトが初めて役に立ったし!
ポスターどうやって持って帰ろう…と思ってたら、
なぜか駅に洗濯ばさみが落ちてたので、それで留めて持って帰りました。
いいタイミングで落ちておる、世の中全部がわしの味方じゃっ。
両氏が参加者とデュエってしまう、おたのしみカラオケタイムもあり。
宮内様は濃い目の男性ファンの方と…なんだっけ、裕次郎と八代亜紀だっけ?(すいません、わすれちゃった)、誠様は女性と銀恋を。
さらに、宮内様と誠様、両氏ソロで2曲づつのシンギングタイム。
宮内様はGメン’75の「面影」と、ご自身が歌われた曲(すいません、タイトル忘れちゃった…)を情感たっぷりに歌い上げ、虫コナーズ世代のみなさんはめくるめく宮内ワールドの虜と化して酔いしれています。
(お二人ともレコード出されてますですよね。)
誠様はまず「自動車ショー歌」と、「座頭市」。
学生時代に、大ファンだった小林旭様に飲み屋で偶然に出会って一緒に飲ませてもらい、さらに「友達も呼んでいいですか」「ああいいよ、呼んでこい!」と仲間たちにまで飲ませてくれたという、マイトガイのさすがの気風の良さに感激した思い出話をご披露。
もしかして、「ギターを持った渡り鳥」だと、ズバットのイメージと被ってしまうから自動車ショー歌にしたのかなーと思ったけど、軽快なノリが楽しくてまさにグッドチョイス、客席の手拍子もいい感じです。続く「座頭市」もドスの効いたボーカルと台詞が激シブ。
すごいよね、正直大きいとは言えないライブハウスなんだけど、それだけに客席とステージの距離が濃密で、まるで
「エルビスオンステージ」を思っちゃいましたよ!!
ラストは両氏揃っての「秘密戦隊ゴレンジャー」。
客席も手拍子に力がこもります。えいええいおー!
なんていうか、都会の片隅の空間で、こんなに熱いオトナのイベントが繰り広げられてるのに誰も知らんのだな…もったいねえなー。
最後の退出時は両氏が並んで送り出してくれました。
またしても両氏と握手!おおおー。手ぇ洗えねえ!!って思ったけど、帰りに寄ったエクセルシオールだったかドトールだったかで洗っちゃったよ…。
宮内様はもう、これじゃファンが絶対に減らなくて当然だわな、って感じのファンサービスと強力な磁石のような魅力が凄まじい。さすがは本邦を代表する正義の味方である。
誠様は、「北海の虎」のジャケ写そのものの、男気あふれるシャープな視線でしっかりと見据え、もうあたしゃ、その目からビームで息も絶え絶え。家に帰ってからも夢見心地でフワフワしとりました~。ほんとに…ほんとにかっちょいい。もっと文学的にイカス表現が出来たらいいんですけど。人生長生きするとこんないいこともあるんだという好見本。
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事務所の社長さんのご挨拶もありました。
社長さんの存在感がすごい。この社長さん、すごいどっしり感。というか、宮内・誠両氏よりも縦も横もデカイよ…。
そして。
カウンターの中に、すごい可愛い女の子がいて、「さすがは都会だぜ!!ライブハウスであんなきれいな女子が普通に働いてるなんて千葉じゃありえないよ!!」って思って見てたんだけど、従業員さんじゃなくて、同じ事務所に所属する
一木恵里花嬢でした。
もう、我々虫コナーズと同じフィーメイルとは思えんほど、顔もスタイルもすごいいいの。全身の筋肉が上のほうについてるっていうか、土台から作りが違うんだよなああ。しかも、両氏の後ろでやはりお見送りのご挨拶してくれたのだけど、にこやかでチャーミングなお嬢さん。あらいいわねー。たしかactressって書いてあるTシャツを着てて、これまたお茶目で可愛い。
んー、ロサンゼルス出身のメキシコ系のハーフの方らしい…どうりで、同じLAのメキシコ系エドワード・ジェームズ・オルモスに燃えていた私にはことさらに魅力的よ。
まあしかし。
客席の配置がちょっとね。
これは仕方ないのかもしれないけど、客席群の真ん中あたりに、ステージと向かい合わせになる形で並んでいるシート列があって、これがちょうど仕切りのようになって、前の客席群と後ろの客席群に見事に分割されてしまってたのよ。
で、前の群は煮えたぎるようなベテランファンの方々が熱狂する溶鉱炉、後ろの群はちょっと大人しい休耕田…になってしまっていたような。我々は後ろのほうでした。
また、写真オッケー( !! でもみなさんオトナですので、やばい撮り方などはしてなかったよ)だったのですが、前の方が高くカメラを掲げてて、後ろじゃモロに視界ど真ん中に入る様子…おかげで友人Gはぶんむくれていた(笑。
でもさ、もし私があのポジションに座っても、やっぱ万歳状態でカメラ構えちゃうぞ~、ゴメン!! 先に謝っとく。
でもしかし。さすがはファンサービスの鬼神、宮内様である。
ぬるめに盛り上がる我々の前で、客席のぽっちゃり早川健君(早川健のコスプレをしている日本じゃ1番目の少年。常連さん親子のようで)から白いギターを借り、すらりとポーズをキメて下さるのである。うわああ、まじでちょーかっちょいい!!助けて、このままじゃ私宮内最上主義になりそうよ!! はなぢぶー。
そんなわけで、なんかとても楽しかったですよ!!
帰りはエクセルシオールだかドトールだかに寄って余韻にひたり、さらに西葛西のインド人の食材店でスナック菓子を買って帰りました。デリシャス。近年まれに見る有難い一日でした。
もうほんと、申し込んでくれて、当選させてくれてありがとおおおお!
9月の「死が二人ヲワカツマデ」が今から楽しみだっ、なんかまた素敵なイベントとかあるのかしらん…。
正直、「でもおっさんやんか」とお思いの諸兄、ま、ぶっちゃけたしかにそうなんですけどね、でも、
あんなかっちょいいおっさん方は宇宙広しと言えども2名しか存在しないのだと思いました。
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